上司から、「示唆に富んだ内容でよかった!」と認められる会議のしかた
こんにちは!
悩める新任リーダーのベストフォロワー
こと、植田秋吉です。
皆さんは、従業員の課題に対する
マネージャーの対応について、
部門内の他のマネージャーを巻き込
み議論する会議を主催し、
成果を出したご経験をお持ちでしょ
うか。
私は、部門の従業員が感じている仕
事の先行き不安などの課題に対して、
自分を含めたマネージャーの対応が不
十分で、不適切ではないかという意見
が職場内にあると、
部下との面談から気づきました。
そこで、私はそのことに問題意識を持っ
たことから、マネージャー間で議論し、
最適な対応とは何か?
同様な課題に遭遇した際、次につなが
るアクションはどうしたらよいか?
経験を共有し議論する会議を企画し、
ファシリテートしました。
この会議は、従業員が感じている、
問題に対し、マネージャーの対応の
Case studyとして企画したものです。
各マネージャーの経験から、うまくい
った経験だけではなく、失敗からの学
びを出し合い、どう解決していくとよ
いか、議論する場が必要と感じたため
です。
企画発案に関しては、上司も理解し
応援してくれました。
その時の体験をお伝えしてもよろしい
でしょうか。
これまでは、同じように従業員の抱え
ている問題があった場合、
個々の従業員ごとにその直属のマネー
ジャーが個別に対応していました。
また、ある課題への対応で培った自
身の経験に基づく気づき、学びなど
のKnow‐howを共有し、議論する
場がありませんでした。
今回は、まず参加意識を高めてもら
うため、会議設定する前に、この会
議の意義を事前に参加者に伝えまし
た。
参加者の誰もが自分の経験や学び
を、何かしら発言して、
それぞれどんな考えで日頃から部下
に接しているのか、
お互いに分かるよう促しました。
自分の対応がどういう視点から考えた
ことかを明らかにする質問をするなど、
それぞれの思考や行動の癖を認識
できるよう、ファシリテートしました。
結果として、上司からは、会議の内
容について、
「示唆に富んだ会議でよかった!
引き続き頼んだよ」
とコメントをもらいました。
なぜ、上司から示唆に富んだ会議だ
ったと、認められたのか?
以前なら、従業員の問題は、その上
司である個々のマネージャーが対処
するのみで、その対応方法は暗黙知
のままでした。
今回は、議論をファシリテートする
上で、次に挙げたように、意図しま
した。
- 個々のマネージャーによって上手
くいった事例だけでなく、上手く
いかなかった経験も出し合うこと。
それは、お互いの学びを促進し、
部門内の問題を発生させないとす
る意図について、
会議のはじめに説明しました。 - もし失敗という経験があったとして
も、今度は違うことをやれば良く、
それでうまくいけば失敗にはならな
いというマインドセットも、
会議開始前に参加者に伝えました。
この狙いは、うまくいかなかった経
験という、’おいしい話’が出るよう
促すための工夫でした。
- 参加者は皆さん日々多忙なマネ
ージャーでしたので、あれもこれも
網羅的にやる時間もなく、
限られた時間内で、本当に議論し
たいことを具体的にフォーカスし
た質問を投げかけました。
- 会議中は万遍なく意見を言える
ように、遠慮しがちな若いマネージ
ャーから当てて、ベテランマネー
ジャーの後で言いにくくならない
ように工夫しました。
それで議論も活発になり時間内に終
わるのがやっとでした。
- 最後、議論内容をまとめ、暗黙
知を形式知にするため言語化し、
いつでも閲覧できるように保管す
ることにしました。
今後は、定期的に議論する場の企
画をシリーズ化しようと考えています。
さて、以上をまとめますと、ポイント
は次の3つです。
- 他者の経験からの学びが共有
される場を提供し、
自身のマネジメントを見直す
きっかけをつくるという目的、
意図を参加者に議論前に伝えた
こと。 - 同様な問題の発生を防止する、
また発生した後のアクション
をマネージャー間で共有し推進
することにより、
問題を最小限に抑えるという
共通認識がもてるようにした
こと。 - マネジメントの能力開発として、
最適化のための対応方法を
後で確認できるように言語化し
たこと。
ぜひ皆さんも、お試しください。
ここまで、お読みいただき、ありが
とうございました!
これから、マネージャーやリーダー、
またこれからリーダーを目指そうと
思っている皆様に、持てる力を発揮
いただけるよう、ベストフォロワー
として活動していきます。
さらに”最高の自由と最高の自分”を
つかんでいただけるよう、並走して
参りたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
それでは、またお会いしましょう。
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